'03年12月末に長野ビッグハットで開催された、全日本選手権の観戦記&写真です。《女子シングル・フリー》
ふとした表情がお姉さんに似ているような気がします。演技後はすごくいい笑顔でした。手足が長くとてもダイナミックな演技で表情の作り方も、とても情感がこもっていてステキでした。
今シーズン、近畿ブロックから西日本大会、そして全日本と彼女の演技を見てきて、国際舞台に出ていない選手の中にも、こんなにステキな演技をする選手がいるのだなぁと感激しました。
今季で選手生活を終えて海外のショーで活躍されるようですね。まだまだもっと続けてほしいなぁと思わせてくれるスケーターだと思います。なぜか「てるてる家族」の登場人物、長女・春子役の女優、紺野まひるさんと、竹内選手の印象が重なるんです。
初めての全日本選手権出場、亜紀ちゃんにとってシニアの大舞台での演技、見ている私も緊張してきました。全日本Jr.の時ほどの完成度ではなくミスも多少ありましたが、最後まで決してあきらめることなく、一生懸命さが伝わってきて本当に嬉しかったです。見事新人賞を受賞しました。練習用の衣装、本番の水色の衣装の色違いで薄紫色のもの、とても可愛かったです。
佐藤信夫コーチが彼女のことを「章枝ちゃん」と呼ぶのが印象的でした。佐藤コーチは練習のあと他の選手がいない場所を選び、演技のチェックなどをしている様子で、章枝ちゃんの集中力を高めるような気配りをしていました。
この日の内容は章枝さんのベストの演技ではありませんでしたが、スピード感とスピンの美しさ、そして何より心のこもった演技をしたいという思いはとても伝わってくるような演技でした。気持ちのこもった演技というものは、こういうものなんだと実感しました。しかしご本人にとっては納得のいかない内容。演技終了後もいつもの章枝スマイルは見られず、少し残念でした。
由希奈ちゃんは濃い色も薄い色も、どちらも似合いますね。濃い色の衣装のSPでは妖艶さを、薄い色の衣装のフリーでは可憐さを、色んな表情を見せてくれる由希奈ちゃん、これからも本当に楽しみなスケーターです。
滑らかなスケーティングと芸術面の上達振りには、目を見張るものがありましたね~。しかしどうしてもここ一番という時にミスが重なり、集中力が途切れてしまうのが非常にもったいないですね。
真央ちゃんがまさか最終グループで滑るとは! お姉さん選手達の完成度の高いスケーティングに比べると、多少物足りない印象でジャンプも迫力はありませんが、曲に合わせた動きやビールマン・スピンなどはとてもキレイでした。
最初の3-3コンビが入らなかったのでヒヤヒヤしましたが、続く4回転サルコーは見事着氷! 場内は大興奮の拍手喝采! 全日本Jr.の時のような完璧な出来ではありませんでしたが、最終滑走の重圧を考えると、よくここまで滑り切ったなぁと感心してしまいます。
昨シーズンまで演技中の笑顔ってあまり見られなかったと思うのですが、今シーズンは演技の内容も衣装もメークも大人っぽい印象になって、笑顔も自然に出ていて、シニアでも十分戦っていけることを示していますよね~。
この演技中の笑顔と質の高いエレメンツ一つ一つが、グーッと観衆を惹きつけるのだと思います。得点が出て優勝が決まった瞬間の涙は、嬉し涙の他に悔し涙もまざっていたとは、なんと頼もしいことでしょう!